神社の参拝の作法

2020年8月8日

お正月でみなさん初詣に行かれたと思いますが、意外と神社の参拝の仕方を知らない人が多い様です。ここを見る人は、占いに興味のある方でしょうから、こういうこともしっかり押さえておくと他の人を差別化が計れて良いかと思います。
そこで、まず、神社に行ったら、帽子などをかぶっていたら、帽子などは取って、鳥居の前で一礼し、鳥居の内側の右側をくぐります。
参道の真中は、神様の通り道なので、通りません。
だから、何人もで来て、横に連なってどうどうと真中を通らないで下さい。
そして中へ入って手水舎があれば、そこで体を清めます。

1.柄杓でひとすくい水をすくい、
2.右手の柄杓をもって左手を洗い、
3.次に左手に柄杓を持ち替えて右手を洗い、
4.次にまた、右手に持ち替えて柄杓から左手に水をすくい、口をゆすぎます。
5.そして水が残った状態で、両手で柄杓を立てて柄杓の柄を洗います。
これをひとすくいの水で行います。

そしてこの手水での清めは、本来神社参拝前に行っていた「禊」つまり、自分自身の身に穢れのある時や重大な神事などに従う前やその最中に、自分自身の身を氷水、滝、川、海等で洗い清める行為を簡単にしたものと言われています。この最初が伊弉諾尊が黄泉の国から帰って来て筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原で体を洗って汚れを落として三貴神(天照大神、月読尊、素戔嗚尊)を生んだという古事記の記載です。
ですから、神社で手水があれば、やって下さい。
そして本殿の前に行ったら、軽くお辞儀をして、鈴がある場合は、鈴を鳴らし、お賽銭をお賽銭箱に入れます。この際、神社は、「白いお金」です。
10円玉等の赤いお金ではありません。
また、お賽銭は、投げ入れるものでもありません。そーっと入れて下さい。
そして次に「二礼二拍手一礼」します。

二礼二拍手一礼は、
1.2回深くお辞儀をして、
2.その後2回手をたたきます。
その際、自分の息が手にかからない様にして下さい。
3.そして最後にまた深く一礼します。
(基本的な作法です。)
回りに人がいなければ、ここで祝詞(ひふみ祝詞)をあげるのが良いと思います。

そして静かに立ち去ります。立ち去る際も参道の真中は歩かないで下さい。
最後に鳥居を出る際にもう一度振返って軽く頭を下げて出ます。
因みに神社は、「下座から入って下座から出る」のが基本です。
この下座は、神様(神社の場合)は、向かって左が上座ですので、右が下座ですから、右側通行で入って出て来くのが基本です。
仏は逆で向かって右が上座です。
気学などを学んでいれば、神社との係わり合いは、必ず出て来ると思います。
ですから、基本的な作法は、心得ておきたいものです。

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