太歳方位は良い方位かどうか

2020年8月6日

夏も未月で土用が半分は過ぎ様としています。
しかし夏の土なので、乾土であって、いわゆるパサパサな土で、決して金を生じれる土ではなく、金を埋もれさせてしまう土が旺じている時です。こんな時に癸水があればよいのですか、世間では、大雨の壬水に溢れている様で、当然、壬水の洪水を抑えることが出来る土ではありません。こんな状況が巷では出ている様に思えます。

まーそんなたわ言はさておいて、
太歳方位を使う場合、気を付けることは、太歳方位に出かけると言うことは、歳破を背負うと言うことです。
気学で良く最初のころは、太歳方位が最も良い方位と思い勝ちです。
でも、これが本当に良い方位でしょうか?
郭氏元経では、月盤で太歳星が回る方位は、太歳一星と言って決して良い方位としません。凶方位としています。
だから太歳イコール必ずしも吉だけではないが、いつの間にか良い方位に変わってしまい、太歳一星という言葉さえ忘れられたと言うことです。それに、太歳方位は、年を越せば、もう旺気ではなくなってしまうため、方位の効果と言う点でも長続きしません。
調度、力は強いが、すぐ消える様な感じでしょうか。

また、太歳については、風水でも言われていて、作者王充の「論衡」という本の難歳篇に太歳に関する記述があり、
「移徒法にいう。太歳の方向に移動するのは凶であり、太歳と反対に行くのもやはり凶である。太歳の方向に行くのを歳下といい、太歳と反対方向に行くことを歳破と言う。みな凶である。太歳が甲子にあると、天下の人は全て南北に移動出来ない、住宅の建築や結婚も全て避けなければならない。」・・・三浦國雄「風水探源」より引用
としていたり、変わったところでは、太歳方位を掘ると、肉塊(太歳土)が見つかり、これがうごめいていて、埋め戻してもまた出て来て、最後は皆死んだとあり、これが架空のものか?とおもいきや1986年12月に中国で実際に発見されています。
そして、太歳と木星との関わりをみとめつつも、かなり古い時代には中国の民間信仰の中で凶となっていた様です。
ですから、こんなことにも注意して方位を取って下さい。
太歳土なんてこんなのが、地面を掘って出て来たら、面白いですよね。
2013年の9月は三合月ですので、福星を取るチャンスです。

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