馬を敬うと書いて驚神社

2020年11月17日

横浜の青葉区のたまプラーザ駅から少し離れた場所に「驚神社」という神社があります。神社には何もなく、回りも住宅開発されてしまい、道路も後ろ側に通ってしまい、すっかり都会の神社という感じになった神社です。ここも私が中学生ぐらいの時には、近くの高田内科のところで道路が切れていて山になっていたので、神社の裏も今の様に住宅もなく、山になっていました。小さい神社ですけど、昔から、この地域の元締め的な神社となっています。

驚神社
驚神社

だけど、昔から変な名前の神社だなーと思っていまして、最初は「驚神社」ではなくて「等々力」の間違い?なんて思ったこともありました。
しかしやっぱり「驚」なのです。子供の頃は、ビックリ神社なんて言ったこともありました。
そして何故か神社なのに「あそこは、馬頭観音だよ」って地元の古い人の話しだと言われています。
(もちろん神社ですから、今は神仏習合ではありませんので、神社にはスサノウノミコトをお祀りしてます。)
またこの地域、横浜市青葉区のたまプラーザ近郊は、何故か馬頭観音がけっこう多いので、不思議に思っていました。
馬頭観音ってお祭りする仏様としたら少し異端な仏様ですから。
しかしそんなこんなで、何も考えずウン十年が過ぎ、最近になってひょんなことからわかったことなのですが、この地域がお江の方の化粧料地であった話しは有名ですが、その昔は、軍馬の生産地であったそうです。
だからやたらと馬頭観音というちょっと変わった神様があるのです。
そしてそれを裏付ける様に、この神社の名前の由来を知ってやっとその事を納得しました。
何故なら、軍馬の生産地だから当然、馬を大切にしますから「馬を敬う」、だから「馬」の字の上に「敬」の字を載せて「驚神社」になったということを。
全てが繋がってひさびさに「へー」と納得しました。
「驚神社」なんてちょっとふざけた名前の神社ですけれどもっと深い意味があったことにホント驚きです。
馬頭観音の御真言は、
「オン・アミリト・ドハンバ・ウン・ハッタ・ソワカ」です。
ちょっと気学とは関係ない話ですが、神仏の話しです。

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