郭氏元経の四季の取り方への疑問

2021年2月26日

郭氏元経を見ていて、気付いた事なんですが、四季の取り方で、各四季は、四季土旺篇で、七十ニ日としています。
そして土用は、春は、穀雨前後九日、夏は、大暑前後九日、秋は、霜降前後九日、冬は、大寒前後九日としており、各十八日となっています。
つまり今の土用の取り方とは、異なっています。
ただ、すると、土用が、終わった後の六日は、どうするのか?と言う疑問が残ります。
各四季は、七十ニ日としていますから、節気から土用迄数えると、六十六日しかありませんので、先程の土用後の六日を前後のどちらかの季節に加えなければなりませんが、どっちに加えても、おかしくなります。
これは、具体的に言うと、例えば、春の場合、立春から穀雨の土用前迄は、六十六日で、春とします。
すると、残り六日は、穀雨土用後の六日なのか、それとも立春前の六日なのかと言う事です。
つまり、立春前の六日を取ると季節が節気前から始まってしまいますし、穀雨土用後の六日を取ると、一回土用に変わった季節が、また一度元に戻ってしまい、これもまた不自然です。
一体これは、どうなっているのか、今後の研究が、必要です。

土用の取り方で、前に郭氏元経の土用の取り方について書きましたが、やっぱり昔の方法で辰月、未月、戌月、丑月の中気の前後9日で、計18日間を土用とする方法は、あった様です。
例えば、辰月の場合、節気である晴明から7日間は、木気が、徐々に弱くなり、土気が強まる。そして、辰の土の月の中気の穀雨の前後9日間が、一番土気が強まる。と言う事です。では、この後6日間は、どうなるのか?
ここは、推測の域を出ませんが、土気が徐々に弱くなり、火気が強まる時で、次の立夏になると火気が始まるのでしょう。そうして、一年の五行が、全て繋がって変化して行く。そんな考え方です。 ただ、この場合は、季節と五行が、ズレるのが、難点です。
季節の前6日から五行が始まり、土用の前で終わる。しかし季節は、あくまで節気から始まるので、ズレる訳です。
今は、先ずこの考え方は、使われていませんが、五行の変わり方は、今の方法よりもスムーズですし、中気が、一番土気の力が強いと言うのもうなずけます。
だから、節気より中気の方が力があると言われるのかもしれません。
とすると本当の土用は、今の土用の入りの節気から約13日目から中気の後9日間で見た方が、良いのかもしれません。