裏本命を計算で出す

2020年8月8日

裏本命は、その人の性格を表すと言われるか本当でしょうか?
高嶋正龍氏が著書の中で、この裏本命を唱えています。
これは、金函玉鏡の星を当てはめたものだが、そのままだとわかりずらいので九星に置き換えたものであるが、まー当る、当らないは、論議することではないので良しとしてこの裏本命の出し方について書いてみたいと思います。
まず裏本命は生年月日の日干から出します。
ます、日干も本来計算で出せるのですが、ちょっとこれを書いてしまうと問題がありますので、伏せておきます。
だから、万年暦等で調べて下さい。
次に裏本命を出すのに、必要なのが、まず日干である60干支の並び方と干支番号を理解することです。
干支番号は甲子から癸亥まで順番に1~60迄の番号を付けたものです。
まず、60干支を横に10列縦に6段で横に向かって甲子、乙丑、丙寅と並べて行くと、1段目は1~10、2段目は11~20、3段目は21~30、4段目は31~40、5段目は41~50、6段目は51~60迄となり、60番目は癸亥となります。
01、甲子、乙丑、丙寅、丁卯、戊辰、己巳、庚午、辛未、壬申、癸酉10
11、甲戌、乙亥、丙子、丁丑、戊寅、己卯、庚辰、辛巳、壬午、癸未20
21、甲申、乙酉、丙戌、丁亥、戊子、己丑、庚寅、辛卯、壬辰、癸巳30
31、甲午、乙未、丙申、丁酉、戊戌、己亥、庚子、辛丑、壬寅、癸卯40
41、甲辰、乙巳、丙午、丁未、戊申、己酉、庚戌、辛亥、壬子、癸丑50
51、甲寅、乙卯、丙辰、丁巳、戊午、己未、庚申、辛酉、壬戌、癸亥60
この並べ方で縦に見ると、例えば甲の欄(1列目)は1が甲子11が甲戌、21が甲申、31が甲午、41が甲辰、51が甲寅となり、
十二支は、子から反時計周りに一つ飛びに回っていることに気づきます。
だから1段目の十干と十二支の組み合わせだけわかれば、求めたい干支の番号は算出出来るわけです。
(逆に言うとこの干支番号がわかれば、なんの干支だかすぐわかります。)
例えば、丙戌であれば、1列目が丙は甲から数えて3番目なので3つ目の十二支は、子丑寅で丙寅が3ならば、丙子は13、丙戌は23番目となります。
この番号を元に計算して行きます。
1行で書けば簡単で、
=mod(62-干支番号,9)
です。これをエクセルの関数で書けば答えは出ます。
要は、62(定数)から上記の干支番号を引いて、その答えを9で割った余りが裏本命です。
甲子の裏本命は、(62-1)÷9=6余り7 従って七赤となります。
同じ様に丙戌の裏本命は、(62-23)÷9=4余り3 三碧となります。
使う人は使ってみて下さい。まだまだ色々と応用出来ます。

そして裏本命を求めた際に使う干支番号ですが、1~60までの数字の内十干の番号が下一桁になり、十二支の番号が十の位の数字になります。 だから、干支を聞いて指を折って数えれば何番目という数字がすぐ計算出来ます。
すると色々な場面で、この60干支を全て暗記するなんでことは、全く必要なくなります。
私は日干の空亡や遁甲でも使います。
庚の列なら必ず下一桁は7になる訳で後は、午が0,辰が1,寅が2,子が3,戌が4,申が5となります。
つまり庚午は7,庚辰は17,庚寅は27,庚子は37,庚戌は47.庚申は57です。
たったこれだけのことですが、誰も教えてくれませんでした。本でも見たことありません。チャンチャン

公式LINE 友達ボタン

友だち追加