干支九星と気学の大きな違い

干支九星と気学の大きな違いの一つには、いつを以て占うか?ということがあります。

干支九星は、何かきっかけがあった時占います。
それが、
・誰かに相談を受けた時なのか?
・ふっとその事を考えた時なのか?
・電話やメールが来た時なのか?
そのきっかけがあった時の日時で占います。
事件や物事が起きた時や縁が出来た時ではありません。
(当然、物事が起きた時の方位等は見ます。)
ですから、当然同じことについて占っても、占う人によって違って来ますし、暦が乱れた時は困惑します。
そう言う点では、より易学性が強いのです。

気学は、どちらかというと、物事が起こった時の日時、縁の出来た時を大切にして占います。
・事件が起きた時
・相手を始めて知った時
・相手と縁が出来た時
と言った様に占う事に縁が出来た時を大切にします。
その点では、偶然性というものをどちらかと言うと排除しているのが、今の気学です。

これが干支九星と気学の大きな違いです。
いつ占うのか?という時
・今占うのが、干支九星であり、
・過去に遡って占うのが気学です。
※干支九星も流年法等は過去に遡って占うものです。

ですから、気学も当然易学に根本を置いた占術ではありますが、偶然性という点は余り重要視していません。
気学の卜占である同会法にしても、その事が起こった時、縁が出来た時などをもって盤を立てて占います。
決して、相談を受けた時等では占いません。
もしかしたら、古くから九星術にある初免法(四盤掛法)が最初の頃は、気学の卜占だったのかもしれませんが、有名になった時には、複雑なので既に省かれてしまった様ですので、今の気学家の人で四盤掛けを使う人は殆どいないハズです。
(最近は本なども出版されているので使う方もいらっしゃるかとは思いますが)
同会法の元は四盤掛法とも言われています。
因みに日盤鑑定法は気学ではなく、干支九星のもので、別名「奥免法」と言います。
日盤鑑定法は、とある占術家が恩を受けた先生のノートを盗んで、先生の意図と違った形で本にして出したものです。

話しがズレましたが、この「いつを以て占うのか?」という点は、二つの占術の違いは大きな違いとなっています。
より易占に近いのは、干支九星です。
ただ、最近メールでの鑑定が多く、いつを以て占うのか?という点は、多くの占い師が悩むところです。

しかし、それにしても、この干支九星の鑑定盤を用いた卜占は、暦の神が教えてくれるのか、占いの神が教えてくれるのか、易神が教えてくれるのかわかりませんが、本当に不思議です。
ちょっとしたきっかけでもあって盤を建てれば、必ず答えが出ますから。
後読み違えは、占い師のウデですね。


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