参天両地って何?

2020年8月9日

九星の五黄について調べると良く「参天両地」という言葉が出てきます。
「これって何?」と思ったことありませんか?
実際に難しいですよね。

説明すると、気学で言う「参天両地」は、三天は陽、両地は陰とし、三天は天の3つの働きを指します。
3つの働きとは、「生」「旺」「墓」の3つの働き、つまり三合の働きです。
全てのものが、この世に生を受けてその働きが盛んになって終わるまでの働きは天の力によるとして三天とされています。
そしてこの働きを起こすのが天から降りそそぐ「気」です。
(これを「浩然の気」とも言います。)
天は、見返りを求めずに全てのものに気を与え続けるだけなので、「陽」としています。

両地は、地の働きである「生」「死」の2つの作用です。
天の気を浴びて全てのものは、この世のに生まれるか、地に返り死滅するか、その2つが地の作用であり、地は天の気を受けるだけなので「陰」としています。
この2つをあわせて三天両地とし、五黄の作用としています。難しいですが、五黄の事象はこんなところから出てきています。

ついでに、易でいうと6爻のうち初爻、3爻、5爻が天で陽爻、2爻、4爻が地で陰爻、これを合わせて三天両地と言い、6爻は天の外の世界としています。

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