先天八卦と太極図の解釈

2020年11月17日

白と黒の勾玉の丸い風水のマーク(太極図)と先天盤を合わせてみました。

太極が二つ(陽と陰)に分かれます。これが両儀です。

そして次に両儀がそれぞれ二つづつに分かれます。これが四象です。
つまり両儀は、老陽と少陰に、陰が老陰と少陰に分かれます。
次にこの四象がそれぞれ二つづつにわかれます。これが八卦です。
つまり四象は、老陽が乾と兌、少陰が離と震、少陽が巽と坎、老陰が艮と坤に分かれます。
これは、易の最初に勉強する事です。

陽の上に陽を重ねると老陽 
陽の上に陰を重ねると少陰
陰の上に陽を重ねると少陽
陰の上に陰を重ねると老陰
となります。

この
老陽の上に陽を重ねると乾
老陽の上に陰を重ねると兌
少陰の上に陽を重ねると離
少陰の上に陰を重ねると震
となります。
また
少陽の上に陽を重ねると巽
少陽の上に陰を重ねると坎
老陰の上に陽を重ねると艮
老陰の上に陰を重ねると坤
となります。

これで先天八卦の完成です。

季節で言うと
少陰は春、
老陽は夏、
少陽は秋、
老陰は冬
です。

そして夏至の辺りから、陰の気(黒)が徐々に増えて来て、冬至の辺りで一番多くなります。
これが陰遁です。

また、冬至の辺りから徐々に陽の気(白)が増えて、夏至の辺りで一番多くなります。
これが陽遁です。

つまり一年の気を循環を現わしているのが、太極図で、先天八卦と太極図は、重ねてみるとつながっていて、先天八卦の爻の流れが太極図の気の流れと一致しているのがわかると思います。

太極図
太極図

季節は、春→夏→秋→冬で循環しますから、春を始めと仮にすると、少陰の時はまだ陽だけれども完全に陽になっていないで、まだ陰の気がそれなりに残っているので、陽の上に陰を載せています。

それが夏になると陽の気が春よりも多くなり、夏至の頃には陽の気が最盛期となるので、少陰の二爻目が陽となり老陽となっています。

それか今後は秋になって陰の気が出始めて来るとが老陽の初爻が陰爻に変わり少陽となります。

そして、冬になると陰が盛んになるので、陰の気が最盛期となるので、少陽の二爻目が陽に変わり老陰となっています。
これが四象の循環です。

八卦も同じ様に見てみると、四象と同じ様に循環しているのがわかります。だから、太極図を現わしているのが、先天八卦でありその逆も言えるというわけです。

実占には、全く役に立ちませんが、これくらいは知っておいて損はありませんので、参考にして下さい。
因みに、下の図はエクセルで作りました。イラストレーターでもあれば良いのですが・・・。
画像をクリック

公式LINE 友達ボタン

友だち追加