面白い解釈の易卦の事象

2020年8月5日

干支九星の鑑定盤を立てる時、易も立てます。この場合は周易ですが、往々にして同じ様な結果になります。この場合、出た易卦をどの様に判断するか?がポイントですが、どうしても八卦の解釈が重要になります。もちろん大成卦の意味も大事です。

それで、最近、易書を読んでいて、おもしろい解釈だなと思った卦がいつくかありまして、例えば、地山謙の卦ですが、(易に詳しい方は、承知していることなのでしょうが、)この卦を墳墓の卦ととった場合、初爻、五爻、上爻の三爻を坤☷とし地として、二爻、三爻、四爻の坎☵を遺体ととり、この地山謙の卦は、坤に坎が挟まった状態の卦であるところから、坤の地中に坎の遺体が埋まっている状態とし、そこに内卦の艮☶で山を作って、その上に三爻、四爻、五爻の震☳を木の墓標として立てる墓の卦であるとしています。本当に八卦をうまく解釈してると思いました。

それから、山澤損は、外卦艮☶は神社仏閣、内卦兌☱は合掌で、神仏にお参りする卦としたり、風雷益は、内卦の震☳を雷神とし、外卦の巽☴を風神とし、三爻、四爻、五爻の艮☶は仁王が守る山門でこれも神社仏閣の卦としたりと面白い解釈です。

他には、天雷无妄は、天地否☰☷の老夫婦の家に一陽が入って震☳の男の子が出来たので、養子の象だとか、ものすごく八卦や大成卦の見方が柔軟で面白いと思いました。
たった六本の棒を陰と陽の2通りに置き換えて作った卦を色々なことに当てはめて読み取る。これは、本当に干支九星に通じることです。干支九星も同じ様に九星を色々なことにあてはめて読み取ります。ひとつの星を何個もの事象にあてはめます。

こういう卦の見方が身に付くと、干支九星の九星の事象の取り方も格段に増えると思いますので、干支九星を勉強している方は、この様な解釈が書いてある易書を探して読んでみると良いかと思います。八卦事象=九星自事象(五黄を除く)ですから。
意外と易書は昔買ってもよんでなくて眠っている本があるものです。

どうしても今はコロナウイルスの影響で、皆が家に閉じこもる機会が多くなっていますので、是非この機会に勉強して、充実させて乗り切って下さい。凡人は、占いも人一倍勉強しないと出来ませんからね。

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