好転反応と凶方位の勘違い

2020年8月5日

気学は、通常、吉方位を使い開運を勧めますが、まず相談すると一番多いのは、最大吉方位を使うことを勧める人です。
(最大吉方とは、自分の本命と月命からそれぞれ出した吉方で共通した吉方のことです。)
続いて多いのは、最大吉方位にこだわらず、本命からの吉方位を勧める人です。
(大体月命を使い出してまだそんなに年月は立っていないので月命にこだわることもないのです。ただ気学の大きな功績の一つが月命を使うことなのですが・・・)
そしてちょっと修行を積んでいれば、相談者の目的に応じた方位を勧めます。
しかし、暗剣殺や五黄殺等凶神を使ってしまった場合、どうするのか?
これについては、一番多いのは、神社まかせではないのではないでしょうか。
(まー例えば暗剣殺の除けとして暗剣殺尅気抜き等の方法はありますが・・・)
方位除けや、氏神様にお参りさせる等です。
そうでない場合でも、殆どの場合、後から吉方位を使用すれば、前の凶方位の現象が消える。つまり吉方位を取ることにより、前の凶方位の「毒消し作用」としていて、吉方位を使わせて悪い方位作用の上に吉方位の吉作用をかぶせることで凶作用を抑え様としますが、本当に過去の凶方位の禍が吉方位で消えるのでしょうか?
このままだと凶作用は凶作用の応期で発現し、吉作用は吉作用の応期で発現します。

そして、吉方位取りをした場合でも、行った後しばらくして悪い事が起る事があります。
気学をしている人は、これを好転反応による毒出しがあったとして、周りから見れば笑い事ては済まされないくらい結構ダメージが大きく見える事でも喜ぶ人がいます。交通事故に会っても、好転反応による毒出し、離婚しても好転反応による毒出し、骨を折る様な怪我をしても好転反応による毒出しと、ポジティブシンキングもここまでくれば、大したものです。
でもこれは、あり得ません。ちょっと風邪をひいたとか、急に熱が出た、ぐらいならそうかもしれませんが、大損したり、運勢が落ちる事は、好転反応ではありません。好転反応は、あくまでその方位の象位に則した現象が軽く起こる程度です。

ですから、取った方位の星や宮の事象と違う様な災いが起こった場合、それは、多分過去に吉方だと思って取った方位が、実は吉方ではなかったからです。
もしくは、割引いて考えても、知らない間に過去に凶方位を犯していて、その応期が先に来たかでしょう。
これが、毒出し方位を用いて出たと言うのであれば、別です。因みに単なる毒出し方位の一つは、十二支の10番目の支を使った場合です。この場合は、毒出しですから、わざと悪いことを起こさせる方位の使い方です。
でも例えば、九星だけが良く、十二支が悪い方位を取った場合は、最初に良い事が起こってラッキーと思っている先からドカッと落とされます。
または、途中までは、上手く行くけど、最後まで行かないなどの現象が起こります。
本人から見ると、吉方位をキチンととったのにどうして?と言った状態になるはすです。
こういう場合は、十二支を良くしないと駄目です。十二支を考えないと何故そうなったのかが、わかりません。そうすると干支九星なのです。
だから好転反応の拡大解釈は、やめてください。冷静に見て下さい。
吉方位が、キチンと取れたなら、運勢は良くなるハズですから、事の大小はあっても、絶対に自分にとって良い事が起こって、長い目で見れば、運勢が上がっている様になりますから。もし何もなかったら、それは方位が取れなかっただけの話しですから、もう一度方位を取り直して下さい。
方位の効果は素直ですから。
それと方位も個人差があって、比較的簡単に取れる人とそうではない人も居る様ですから良い、悪いは素直に受け取ってく下さい。

好転反応に対して、毒出しとは、過去の凶方位を取った場合、その凶作用を出してきれいにすると言うことで、真に吉方位の吉作用を得る場合、用いる方法です。
しかし、これは、あくまで方位が原因の場合であって、家相が原因なら、家相の災い除けが必要ですし、その他人の恨み、因縁等が原因では、いくら方位で毒を出そうとしても意味がありません。
つまり運勢が悪い場合、何が原因であるのか、をまず突き詰めるのが最初になります。
また、方位においても毒を出すと言うからには、方位を取っても悪いことをわざと起こすのであり、必ずしも良い効果ばかりではありません。
ですから、運勢が悪い時の人が毒を出そうとすると、それなりにきつい場合がありますので、まず悪いものに蓋をする形であっても吉方位を取り、良くしてからゆっくりと時間をかけて毒を出すと言う方が楽なのです。そして吉方を改めて取ります。
しかし、それにしても時間がかかるため、普通の人はそこまでしません。
(※ただ、本来は毒を先に出しいて、入れ物を空にしてから、福を入れると言う考え方が原則です。)
だから、吉方位をとって終わり。何故なら、効果が出なければ、占い師は金にならないからそこまで指導しません。
そして中には、最初に書いた様に、吉方位を取れば、過去の凶方位の作用は消えるという人もいます。
そしてその後しばらくたって凶作用が出ても訳が分からなくなります。
だからまた占い師に通いお金を出す。ということです。
ですから、毒を出したい場合でも、まず何が原因なのか分からないと意味がないのです。
それと吉方位を取った場合の好転反応を毒が出たと言う人もいますが、それは間違いです。好転反応は取った方位の凶作用が軽く出るだけで、過去の凶作用とは全く関係ありません。

そして、やはり凶方位には凶方位を消すための「解き」をして、自分自身を綺麗さっぱりしてから、その人にとっての吉方位を取らないと、吉方位をとったのに悪いことが起こった等のことが起こり、結果として「気学は当らない」と言う事態になるのではないでしょうか?
ですからこれから吉方位を取る人は、吉方位を取る前には、出ていない凶作用は、出してしまう必要があります。これが本当の開運の秘訣です。