30°60°説の破は問題あり

2020年8月8日

破、つまり歳破、月破、日破、時破とありますが、この凶神の範囲は、どこまで?と良く言われるが、実際どうでしょうか?
通常、破は、太歳、建の対冲(反対側)につきます。
つまり、十二支に付くと言うのは、誰でも納得の行くところです。
しかし、問題はこの後で、例えば、方位を30°、60°でとった場合(要するに十二支で分界した場合)四正は問題ないが、四偶の場合、例えば艮方位が破の場合、丑や寅方位だけが、破なのか?それとも丑寅両方とも破なのか?非常に意見の分かれるところだと思います。
しかし、それだけではなく、45°説で方位を取った場合には、当然24山節で方位を分けるので、破は、15°しかかからないとする考えと破は3倍の範囲に効果が及ぶとして45°をその範囲としている考えとがあります。
これだけ色々な破の考え方があるとどれを信じればよいの?と思ってしまうのは無理もないとこです。
確かに破は、十二支に付きますが、そもそも四偶という方位は、どの方位も五行の気が混じりあっている方位で物事の変化を起こす方位です。
つまり、それは二つの五行の気が入り混じっているから変化を起こすのであって、二つの五行の気がまっぷたつに真中で分かれていれば、その方位を使っても変化なんか起こすことはないはずです。
また、24山節で方位を分界した場合は、もっとわかりやすくて、八干や艮、巽、坤、乾は、緩衝地帯として気の交じり合った部分としています。
例えば北から東北方位にかけて見てみますと、
北から東北の方位を横に並べて書くと「癸、子、壬、丑、艮、寅」となり、十二支の間に気の交じり合った部分が必ず各十二支の間に入り徐々に気が変化して行く様に現されています。
だから例えば、破は30°としていても隣の方位(丑が破なら寅)は、凶作用が出るのは、遅いか早いかの差だけとしていたりもします。
また、24山節で15に破がかかるとした場合は、艮、巽、坤、乾の方位には破がかからないことになります。
この様に破の取り方は色々ありますが、無難なのは、30°60°説なら、四偶の場合、建の反対側の宮60°全部を破とし、45°説でも建の反対側の宮45°全部を破とみなす方が良いと思います。
(でも45°で見た場合は、若干解釈と範囲は変わりますが)