どうして傾斜宮というのか?

2020年8月5日

気学や干支九星で良く傾斜宮ということを言いますが、月命盤で本命星の居る宮をどうして傾斜宮と言うのか、未だに良くわからない人が多い様です。

これは、向示率と言うものに由来します。向示率と言うとききなれない人も多いと思います。

しかし、傾斜宮は別名、この向示率とも言い、傾斜宮が男命なのか、女命なのかで、相性等を判断します。
つまり、男命同士、女命同士は相性が良くなく、男命と女命なら相性は良いと見ます。
そして、向示率は、簡単に言うと、運勢の向きを示すものですが、この向示率という考えでは、人には、生まれながらに持った性格と、同時に生まれながらに持った方位というものがあるとしています。つまり人の人生を中心で支えた円盤に例えると、誰の人生も、水平な状態の円盤ではなく、持って生まれたある方向に人生の円盤が傾いた状態で歩むものだ、と言う発想なのです。そして、どの方向に傾いているかで、その人の人生が決まる(宿命)と言うのが向示率の基本的な考えかたです。だから向示率と言います。そして、そこから傾斜と言う言葉が生まれました。だから、人生の円盤が北に傾いていれば、坎宮傾斜となり、南に傾いていれば、離宮傾斜になるのです。

決して、月命盤で年命が斜めの位置にあるから、傾斜と言うのではありません。
知っている様で、殆どの人が知らないことです。

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