干支九星学の勉強の仕方
1.気学と縁の深い占術である干支九星学を勉強したい、
2.興味があると言う人のためにどうやって勉強したら良いか?
という問題について書いてみます。
私が実際に行った勉強法です。
■最初は気学を学んでください
干支九星学を勉強する場合、最低限必要なのは、気学の知識です。
だから時間はかかりますが、まず気学を学んで下さい。
単に本を数冊読んだだけですませないで、ガッツリ先生について学んでください。
気学で月盤が読みこなせて、流年法が使いこなせる様になるまでです。
■自分が気学を卒業出来る位、また気学に物足りなさを感じたら、先ず一番最初に、望月治先生の講義録を読んで下さい。
多少わからない点があっても、兎に角1冊につき数回は読んで下さい。
望月先生の本は講義録がポイントです。
読む順番としては、
・「干支九星 大気現象 実占講義録(S61)」 望月治述
・「大気現象 干支九星 鑑定実録」 望月治述
まずは、この2冊を読んでください。
この2冊は今でも「鴨書店」で入手可能だと思いますし、初級という位置づけなので、逆言うとこれがわからない様だと他の本に手を出すのは止めて下さい。
そのためにも、繰り返しますが、気学をきちんとやって下さい。
もし、この2冊を数回読むことが出来たら、後はどの講義録でも良いので読んで下さい。
その時点で、多分、お墓の話や霊的な話が出て来るので、この占術は受け入れられないと感じる人は、いると思いますので、そういう場合は、この時点でやめると思います。
多分、1冊も読まないで駄目だと感じると思います。
この時点で読まなくても良いのは、
「定本シリーズ 定本干支三合法活断 全 永久保存版 吉方用法表」 望月治
「定本正しい年月日時盤の占い方 全 改題 実際鑑定法活断 望月治 (大気現象 干支九星 実際鑑定法活断 全 望月治著) 」
「定本正しい年月日時盤の占い方 全 改題 実際鑑定法活断 望月治 (大気現象 干支九星 実際鑑定法活断 全 望月治著) 」
この3冊です。
この本は読まなくても買って下さい。
本棚に置いておくことに価値があります。
この本の表紙の色(赤)で切りをかけているからです。
読んでもよいですが・・・。
■鑑定盤を抜き出して、ノートに書いて下さい。
この占術をやりたいと思うなら、今度は、本に載っている鑑定盤を全て自分で書き移して下さい。
そして文章に出ていることを全てその鑑定盤に書き込んでください。
本に出ている通り自分でも本をなぞって見て下さい。
「えー面倒臭い」 と思うかもしれませんが、本も完全ではありません。
間違っていることろがありますが、それがわかる様になります。
そうすると、読んだだけではわからなかったことが大抵は、わかる様になると思います。
そして不足している部分は、自分で書き足して下さい。
そうすれば、本の間違いや矛盾にも気が付く様になると思います。
多分これまでで、数年はかかると思います。
私はこれで約5年使いました。
ここが一番のポイントです。
しかし、これは私だけではなく、他の人もやっていることです。
中には、望月先生の鑑定を全て内容別に分類して書き出したなんて言う話も聞きました。
これが終わると、本もボロボロになると思います。
■できれば、奇門遁甲と四柱推命の基礎知識も・・・
それでも、気学と遁甲ぐらいは下地がないと、読んでも理解が難しいことろもあります。
基礎編といっても、全くの基礎は書いてませんから。
そういうところは無理に理解しようとぜず、そのうちに理解する程度に考えて読み飛ばして下さい。
■先生について学ぶ
やはり、どんなものでも進化しているので、仕方がないことですが、望月先生がお亡くなりになって、干支九星の本も時が止まっており、どうしても補えない部分があります。
だから、そこは誰かに付い学ぶべきなのです。
ここまでやってから望月先生のお弟子さん達の講習会に出れば、どのお弟子さんの講習会に出席しても、大抵のことは理解出来ます。先生が望月先生の本のあそこの部分を話しているな、というのもわかります。
どの講習会に出ても内容的にわからないことはないと思います。
でも、やっぱり先生に教わる前に、出来れば気学を学ぶべきです。
気学の九星の使い方、事象の取り方、傾斜などを学ぶべきです。
そうでないと、そう言う事は望月本では学べません。
それに、気学は、比較的体系的に学べます。
干支九星は、対称的に実学主体です。
そして、干支を気にするより、まず九星を気にして下さい。
九星か悪ければ干支がどうの言っても、始まりません。
干支九星といっても主体は九星です。
そう言う事をわかって下さい。
この次は、郭氏元経を自分で読んでみて下さい。(漢文ですが)
これは、点訓の付け方等は、望月先生の本が必ずしも正しいとは限りませんので、他の郭氏元経も合わせて見て下さい。
もし干支学原理や郭氏元経の漢文がわからなければ、私の解説書を利用下さい。必ず役に立つはずです。
「郭氏元経解説書」
こうすれば、干支九星学の勉強は、絶対に長続きします。
そういえば、以前、東京の月1回の勉強会に金沢市から来ていた方がいました。
その熱心さは、頭が下がる思いです。
だからやる気があるなら、それぐらい出来ますから、皆さん安易にに人に頼るよりも、頑張って勉強して自分で謎を解く様にして下さい。
今は本も通信販売でいくらでも買えます。
だからその方が勉強も面白くなります。
それでもわからなけれけば、人に聞いで下さい。
ディスカッション
コメント一覧
千石さん
干支九星では、気学との違いは、良く出てきますが、それでも気学が基本であることは、変わりないと思います。気学がわからないと結局長続きしない様に思います。
干支学原理は、漢文の点訓、また漢字自体について文全体の意味を考えて変えていかないと、意味が通じない部分も多々ありますので、非常に時間がかかります。私も再度、訳を見直したりしていますが、まだまだ???な点も多々あります。
がんばって勉強、研究して下さい。
干支九星学は、まだまだ階に手をかけたところですが、気学を盲信せず常に懐疑心をもって勉強していると、柔軟に受け入れることが出来るのかなと思っております。干支原理も大分前に入手しておりますが、手付かずのまま・・・この記事を読んで、もう一度気学の基礎から勉強してみようと思わされました。ありがとうございます。
ほたるさん、お久しぶりです。
癸巳五黄の年は、2月4日1時13分の立春以降です。カレンダーの1月1日は、まだ壬辰六白年です。
基本的に十干・十二支はずーと続いていますので、変わり目はありません。
今年賀状を書いていて思ったのですが、
気学において 1月1日から巳年なのでしょうか?
それとも 2月4日~ 巳年なのでしょうか?
「気学はすべて旧暦に基づいています。」と本にありましたので
十干の変わり目もカレンダーとは異なるのでしょうか?