気学と干支九星の方位の取り方の違い
気学と干支九星の方位の出し方の違いとして、気学は、人の本命と月命の共通する相生関係の星を最大吉方として、また、年盤だけ、月盤だけの相生関係の星を小吉方として使う年盤、月盤で探します。
しかし、干支九星は、そうではなく、使う方位の年月盤の星の共通する相生関係の星が、その方位を使える人の命とします。
例えば、
本命一白、月命九星の人の場合、気学では、
1 9
生 6 7 3 4
比 1 9
洩 3 4 2 5 8
で、本命と月命に共通する星は、3 4になりますので、この人の吉方位は、三碧か四緑の廻る方位とします。
そして年月日を重ねて同じ星を取らせてその星を強く出させようとします。
ひっくり変えると言う概念は有りません。
また、気学は、磁北30°60°です。
それに対して干支九星では、
使う方位に一白と九紫が廻る方位ならば、
この方位を使える人は、三碧命と四緑命となるとします。そして、干支九星は、同盤は、裏盤に変わるので、特殊命の人しか使わせません。裏盤とは、定盤(五黄中宮の盤の対冲の星です。)
また、真北45°です。
ですから、二つの方位の取り方は、微妙に異なります。
ディスカッション
コメント一覧
kiroroさん
三合月でも取れませんか?
それは残念です。
そう言う時もあります。
だいたい吉方位がそんなにたくさんあるわけありませんので、そんなものです。
再度、有難うございます。
勉強中の為、朱烈様のブログは勉強になり、とても有難く思っています。
せっかくの三合月も取れる方位が無い為辛いですね・・・。
kiroroさん。干支九星は、何らかの理由で方位を使う場合、基本まず、鑑定盤で方位を出すのです。
ただ、それとは別に良い運気を貯める場合に頭で考えた方位を使います。
だから、順序が逆です。
余り方位が決まってると考えなくても良いのではないでしょうか。
それは気学も同じですから。
どうも有難うございます。
年盤なら毎年その方位が、取れなくなるという事はないのでいいですが
月盤だと1月2月は北西、5月6月は北東など・・・
取れない方位が決まってしまいネックですね・・・。
その時は易神に聞くという事なんですね。
kiroroさん
それをいったら年盤でも同じです。
例えば9月は、陰遁期で陽遁になる事は、ないので、盤は自ずから決まります。
でも、使う人の本命でも使える方位は、変わりますから、そんなに限定されると言う考えは持った事がありません。
ましてや鑑定盤を立てた方位なら、それが悪い方位でも取る時は、ありますよ。
それが干支九星です。
頭で考えた方位ではなく、易神に聞いた方位ですから。
ご回答下さり誠に有難うございます。
九星の月盤は丑辰未戌、寅巳申亥、子卯午酉で変わるので9月はこの盤とずっと同じ配置にはならないですが
支の月盤は陰遁陽遁でもずっと同じ配置なので、この月だとこの方位は取れないというのが決まってしまい
月だけでかなり限定されしまうのがネックだなと思いました・・・。
kiroroさん
はしめまして。
月盤の干支は、陰遁も陽遁も中宮から乾、兌、艮、離、坎、坤、震、巽と回して行きます。
そして、最終的には、干支と九星を見て良い方位を使うとなります。
(頭で考えた場合)
干支の固定の意味がわかりませんが、宮の要素が増えれば、それだけ方位が取りづらくなるのは、仕方がない事です。
ただ、ここでは、干支を考えなくても、方位の吉方の星を取るのに、干支九星と気学では違いがあると言う事を言いたかっただけです。
こんにちは干支九星を勉強しています。
月盤の支は陽遁隠遁で変わらず固定なのでしょうか?
だとすると、月盤だけで取れない方位がかなり決まってしまいますよね・・・。
早々にお返事頂き、ありがとうございます。
私が読み違えておりましたようで、確認できて良かったです。
望月先生の本を、もっとしっかり読むように心がけます。
鴨原さん
方位を取る場合、真北45°です。
だから偏角は、考慮しません。これは、望月先生の本を良く見るとわかります。
だから、地図は、そのまま使って下さい。
また、あちこち方位などは、偏角を考慮しないで結構です。
干支九星学の方位は、そんなに難しくは、ないと思いますが・・・。
まずは、望月先生の本命を読み漁って下さい。
質問に対し、非常にご丁寧に回答いただき、ありがとうございました。
さらに、新たな記事でご教示くださり、重ねて感謝申し上げますm_m
望月流は少しかじった程度にすぎませんが、逆に気学というのは、方鑑学を分かりやすくするために簡略化したものという印象が強くなりました(勿論、両者の優劣を述べている訳ではありません)。
本命と月命から最大吉方を求め、五黄、暗剣、破壊、そして本命殺・月命殺とそれらの的殺を除外し、年盤・月盤・日盤が重なる日に30°60°で吉方を取るというのは、機械的で分かりやすい方法論でした。
それと比べると、干支九星術の難しさには閉口してしまいますが、勉強を続け、いつかは「郭氏元経解説本」を注文させて頂けるレベルになれればと思っております。
さらに質問で申し訳ありません。
望月先生のご著書を拝見すると、偏角を考慮されているように記されているとお見受けしました。
ネット上の地図を参照する際、「偏角を考慮する」という設定で宜しいものでしょうか?
何度もお手数ですが、ご教示頂けますと幸甚です。