傾斜観法とは何かー月命盤から先天運を読む
傾斜観法は、単に九星の性格を読む方法ではありません。
干支九星や気学を学んでいると、大抵が本命星と月命星については理解していても、「この人が生まれながらに持っている運勢をどう読み取るか」というところで壁にぶつかります。
そこで重要になるのが傾斜観法です。
ただし、傾斜観法は単純に傾斜宮を出して、その宮の意味を当てはめると言ったものではありません。
では実際に何を、どのように観るのか。
そこに傾斜観法の核心があります。
本記事では、その核心となる具体的な判断法については触れません。
それは、長年伝えられてきた傾斜観法の技法を、文章だけで簡単に公開するものではないからです。
ここでは、傾斜観法を学ぶ前に知っておいて欲しい「傾斜観法とは何か」という入口だけを説明い致します。
傾斜観法は、人の月命盤の各宮に入る星を読み、その人が生まれながらに持っている先天運を読む技法です。
ここで重要なのは、単に「月命盤で本命星がどの宮に入っているかということを見る」ということではないということです。
月命盤の各宮に入る星を読む
人の生年月日から作られた月命盤には、それぞれ9つの宮があります。
傾斜観法では、主としてこの月命盤の各宮に入る星を読み取っていきます。
そして、従として月命盤の各星の入る宮を読み取って行きます。
つまり、「傾斜観法」を理解するためには
「どの星が入っているのか」
を見るだけではなく、
「どの宮に、どの星が入っているのか」
という関係を見ることが重要になります。
ここに傾斜観法の大きな特徴があります。
傾斜観法でわかるのは「先天運」
今は、なぜ月命盤の各宮に入る星を見るのでしょうか。
それは、そこからその人の先天運を読み取るためです。
先天運とは、その人が生まれながらに持っている運です。
人には、生まれた後の環境や経験によって、変化していく部分があります。
一方で、本人が意識して作ったものではなく、生まれた時からもっているものもあります。
「傾斜観法」は、この「生まれながらに持っているっもの」を読み解くための技法です。
したがって、傾斜観法を学ぶということは、単に九星の意味を覚えることではありません。
月命盤という一つの盤のなかに配置された星を読んで、その人の先天運をどのように捉えるかを学ぶか学問です。
「星の意味を知っている」だけでは傾斜観法にならない
ここは、傾斜観法を学ぶ上で非常に重要なところです。
九星には、それぞれの意味があります。
そのため、
「この星は、こういう意味だから、この人はこういう人です。」
と考えたくなります。
しかし、傾斜観法では、それだけでは足りません。
問題になるのは、
どの宮に、その星が入っているのか
そして、その配置をどのように読むのかということです。
つまり
星の意味を知ること
と
月命盤の星を読んで先天運を判断することとは、同じではありません。
ここに、傾斜観法を学ぶ難しさがあります。
「傾斜観法」は「性格占い」ではありません。
「傾斜観法」について、「九星を使って性格を見る方法」と考える人もいるかもしれません。
しかし、それだけでは、傾斜観法の目的を十分に表しているとは言えません。
傾斜観法が対象としているのは、その人の先天運です。
性格的な特徴が判断の中に現われることはあっても、傾斜観法の本質を単なる性格診断として捉えてしまうと、月命盤の各宮に入る星を読む意味が見えなくなってしまいます。
では、実際にどう読むのか
ここから先が、傾斜観法を学ぶうえで最も重要な部分になります。
月命盤のどの宮に、どの星が入るのか。
その星をどのように読み、
どのように各宮を関連させ、
そこからどのように先天運を判断するのか。
これが、傾斜観法の具体的な技法です。
ただし、これは「九星の意味を一覧にして、それを当てはめれば分かる」というものではありません。
実際の判断法を理解するには、傾斜観法そのものを体系的に学ぶ必要があります。
その具体的な読み方については、ここではあえて詳しく触れません。
傾斜観法を学ぶ意味
干支九星や気学で人を鑑定するとき、その人が現在どういう運気にあるのかを見ることはもちろん重要です。
しかし、それだけではありません。
「この人は、もともとどのような先天運を持っているのか」
を知ることによって、現在の運勢だけでは見えてこない部分を考えることができます。
そのため、傾斜観法は、気学を単なる吉凶判断としてではなく、人そのものを読み解くための技法として学びたい人にとって重要な観法になります。
まとめ
傾斜観法とは、
人の月命盤の各宮に入る星を読み、その人の先天運を知る技法です。
重要なのは、単に星の意味を覚えることではありません。
- 月命盤を見る
- 各宮に入る星を見る(各星を追いかける)
- 星と宮の関係を読む
- そこから先天運を判断する
というところに、傾斜観法の特徴があります。
そして、具体的にどのように星を読み、どのように先天運を判断するのか。
そこが、傾斜観法を学ぶうえで最も重要なところです。
『気学 傾斜観法口伝録』では、その具体的な技法を、傾斜観法を学ぶための専門書としてまとめています。
傾斜観法を単なる九星の性格判断としてではなく、月命盤から人の先天運を読み解く技法として学びたい方に向けた一冊です。
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