三元九星の元って何?

2021年2月26日

三元九星と言いますが、この「元」とはどんなものでしょうか?
よく一元は60年で3回で180年とか、1元60日で3元180日とか言いますが、これは実はよく調べてみるとちょっとおもしろいです。

こんな話があります。
古代中国の暦法で四分暦という暦法があったのですが、この暦は、1年が365日と4分の1と決められていて冬至の時刻と朔の時刻とが夜半に一致する点を決めてそれを計算の起点として19年毎にそれを繰り返させる様にしている暦法でした。
そしてこの19年毎の周期を「章」と呼び、19年を1章としました。
次にこの19年を4回繰り返すと「蔀」(ぼう)つまり1蔀となりちょうどちょうど整数日になります。
(365.25x19x4=27759日=76年)
因みにこの暦法は、19年の間に閏を7回置き、235月となります。
(19×12ケ月+7ケ月=235ケ月)
そして蔀の初めの冬至と朔の一致する日で甲子に当たる日から順に干支をふって20蔀するとまたもとの甲子に戻ります。
この20蔀を1紀とし「紀」とします。(76×20=1,520年)
そしてこの紀を3回繰り返したのが元となります。
つまり1520年×3回=4,560年
これが1元となるのです。
意外と奥深いんですよ。本当は。
纏めると
1章・・・・・・19年
4章(1蔀)・・4×19=76年
20蔀(1紀)・20×76=1,520年
3紀(1元)・・1,520×3=4,560年
となります。
だから同じ「元」という単位でも全く違うということがわかります。
片方は1元は180年
片方は1元は4,560年
です。これには色々と難しい問題がある様です。
結局三元九星については触れないでおわっちゃいました。

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