太極が動くのは45日を超えてから
気学にしても、干支九星にしても、方位を取る場合に考えなければならないのは、その行動で、太極が動くかどうかです。
太極が動がないのに、方位がどうのと言ってもはじまりません。それなのに、意外と忘れがちです。
良い方位、悪い方位の前に考えなくてはならないのは、その方位を使う際、太極が動くのは、二節を、超えた場合であると言うことです。
これを、わかりやすい様に昔は、月盤を動かすのに、45日といいました。
しかし、実際は、年盤なら、立春を2回超えること、月盤なら、2つの節気(中節はカウントしない)を超えること。日盤なら子刻を2回超えること。時盤なら、2刻を超えることです。つまり最短なら、月盤でも30日ちょっとで太極は動かせます。
これを考えないと、方位は取れないし、取ったと思っても実際は取れてないと言う事態になりかねません。
逆に言うと、太極を動かしてはじめて方位は取れるのです。
だから、太極が動かないものにいくら方位を使おうとしても意味が有りません。
そして、何でもかんでも方位を持ち出してしまうと、生活が窮屈になってしまいますので、程々が、肝要です。
最後に、自分流で方位を使うのは、やめた方が良いと思います。
キチンとした方位を取らないと後々後悔しか残らない事になってしまいます。
専門家の指導を仰ぐなり、キチンと習うなりするべきです。
注意してください。
注意してください。
補足
方位を取った場合、上でも書いた様に45日で太極が定まると言いましたが、これを以外にあいまいに覚えている人が多いみたいです。
そして何の根拠から言うのか?60日や90日説もよく言われています。
では何故45日なのでしょうか?
そして何の根拠から言うのか?60日や90日説もよく言われています。
では何故45日なのでしょうか?
それは、1日は12刻ですから(1刻は2時間で子の刻から亥の刻まで)5日で60刻となります。
だから、5日で一元で、15日で三元180刻となります。
そしてこれで丁度、二十四節季の一節となります。
この15日三元が三回過ぎると方位の効果が出てくるという訳で「三元の三元で気を生ず」となるわけです。
そして調度三節(二十四節季の三節)となるんです。だから45日なんです。
しかし、この「三元の三元で気を生ず」というのがミソです。
だから、5日で一元で、15日で三元180刻となります。
そしてこれで丁度、二十四節季の一節となります。
この15日三元が三回過ぎると方位の効果が出てくるという訳で「三元の三元で気を生ず」となるわけです。
そして調度三節(二十四節季の三節)となるんです。だから45日なんです。
しかし、この「三元の三元で気を生ず」というのがミソです。
ディスカッション
コメント一覧
朱烈様
コメントありがとう御座います。大変参考になりました。
ご指摘の通り、私理系で生きてきた人間ですので、理屈で完璧に割り切れないものにはどうしても居心地の悪さを感じてしまう性分なのです。
気学や干支九星が本当に根拠があり、現実に存在するものであるなら(私もそう信じていますが)、必ず何らかの定まった法則が見いだせるはずであり、そこを間違いの無いように把握しておきたい…という自然の欲求だったのですが、なかなかそうも行かない世界なのですね。
今はその欲のままに気学問答集やその外の書物をむさぼり読んでいる日々です。望月先生の著作も二冊ほど求めて読んでみましたが、難解ですね。こちらは師について習う必要がありそうです。
テールライト様
思うところはご理解します。
1+1=2の方が気持ち良いですよね。
しかし、決してそういう世界ではないことを受け入れることが出来るかどうか?が
大切ではないか?と考えます。
そしてそれは、人間社会・世の中を受け入れられるか?と言う事です。
世の中の見えないものの存在を理解出来るか、出来ないか。
そうでないと、先ず「気」の証明から必要になってしまいます。
よく、目で見えるものしか信じないという人いますよね。
でもそれでは、気学や干支九星他の占術は成立しません。
しかし、これだけ科学が発達した時代でも昔から言われている「気」は
しっかりと証明されていません。
そして人間自体も理屈で割り切るなら、1と0で証明しないといけなくなります。
しかし、それではロボットです。
ですから、この人を対象にしている「占術」というものに足を突っ込むのであれば、理屈では割り切れない事について
理解することも必要になります。
何故なら、「術」ですから。
そして、そこには、信仰ということも理解する必要があります。(信仰しろと言っているわけではありませんので)
それは、気学や干支九星の本を読めばわかると思います。
信仰ほど、理屈で理解出来ないものはありませんから。
宜しくお願い致します。
朱烈様
いつもありがとう御座います。
この『太極を定める』ということがどうしても腑に落ちないところがあるため、一つ質問をさせて下さい。
転居などをして太極が定まるまでに四十五日程度が必要と言うことで、その間は極力外泊をするな、と気学の本には定説のように書かれています。特にそのことについてはそう言うものなのか、と納得すれば良いことなので、疑問は御座いません。※この説も、現代において出張の多い仕事や夜勤のある仕事に日頃従事している場合には連続四十五日間の宿泊を完遂するのは難しく、そうした人達へのアドバイスをする必要があると思っています(そうした人達への指南をした本には未だ巡り会っていません)。
少し脇道にそれましたが本題はそこではなく、この、必ず四十五日間は外泊なるべく禁止、と言う理屈は、太極を定めないまま外泊などをしていると太極が根付かぬまま節が変わってしまい、結果として当初吉方位だったものが凶方位に変わってしまう恐れがある、という理屈なのだと思いますし、成書にもその様な記載がありましたが、その理屈を適応するなら、例えば数ヶ月単位の長期の海外旅行に行く場合などに於いても、例え出発時に吉方位をとって出発したとしても、なかなか一カ所に留まって何ヶ月も宿泊をしていると言うわけでは無いでしょうから、太極は根付かない、と予想されます。そうして数ヶ月を遠方でうろうろと過ごしているうちに節が変わってしまい、いつの間にか旅先の方位が月盤や年盤の凶方位に変化してしまうのではないか、つまり、一カ所に留まるわけではない長期間の旅行などは、須く吉方位旅行として機能せず、大抵が凶方へ変化してしまう危険なものとなる、という理屈が成立してしまいます。
どうしても書物のみで勉強していますとこの違和感に明確な説明を与える回答に出会えず、困っているのですが、深くこの道に通じています朱烈様のお考えをお聞かせ頂きますと誠に幸いです。
宜しくお願い致します。
テールライトさん
始めまして。
いつもブログを見て戴きありがとうございます。
まず、太極を付けるのに45日が連続して宿泊出来ないとすれば、それは、その人のその時持っている運勢です。
つまり方位に縁のない人です。
現代でも、出来る人は出来ます。
ただ、夜勤となると、ちょっと話がまた変わると思います。
一定の場所で夜泊まり、また次の日には住んでるところに帰って来るのですから。
それよりもやっかいなのは、転勤・異動です。
自分の意志に関係なく方位の影響を受けます。
これも甘んじて受け入れるしかありません。そういう点では方位は絶対です。
大体、太極が付くのはブログでも書いてある通り、45日だけではありません。
それはあくまで月の太極の話しです。
それと、旅行ですが、まず海外旅行に今船で行く人は余程お金がある人でないとしないですよね。
船ならば、正距方位図法で書かれた地図で方位は出ます。
しかし、今は普通の人は飛行機です。
すると、同じところに行っても、経由地によっても方位は変わりますし、飛行ルートによっても変わると言われています。
ましてや、日盤の影響しか受けないかもしれないとも言われています。
だから、正直海外の方位は不明です。
それと旅行と吉方位取りは違うと私は思ってますので、長期の海外旅行で色々な所に行くならば、精神が不安定にならない様気を付けて楽しんで行って来て
下さいと言います。
私が言うもの何ですが、余り方位、方位と気にし過ぎると何も出来ませんよ。
理屈で考えたい気持ちはわかりますが、何せこの世界は、見えない世界の話しなので、全てが1+1=2という様な理屈は成り立たちませんから。