九紫の事象
いよいよ九紫です。九星については、これで最後です。
九紫の易象は離です。
九紫は方位で取ると南
十二支で取ると午
時間で取ると午刻(11:00~13:00)
五行だと火
家族だと中女
九紫の元となる易象の離ですが、この離と言う卦は、陰爻を上下から陽爻で挟んでいる形です。
そして、この陰爻は、陽爻の中にとりついていると見ます。
だからそこから、麗くと言う意味がでました。
そしてこの麗くと言う事象は、逆に見ると離れる事です。だから二つ合わせて離合集散となります。
また、麗くものから、連想されたのが火です。
火は、次から次へと飛び火します。
そして、離宮は、先天では乾で、その乾は丸いものですし、それが火なのですからつまるところ太陽であり、後天は、先天の作用を表しているので、離は明らかとか、明るい、と言う意味も出て来ました。
そして、火の燃え上がる様から、美しいとか、綺麗、華やか、おしゃれ等も出てたています。
また、明らかになるものとして、裁判、警察や書類等の事象も出ます。
この離と言う卦は、外側が陽爻で硬くて、真ん中が陰爻だから柔らかいものとも見られます。
例えば、頭なんかもその例です。
頭蓋骨の固いものの中に脳みその柔らかいものが入ってます。それが離です。
だから、頭が良い、利巧、そして勉強と言う意味もこの頭から出ます。
そして真ん中の陰爻を両目に見立てて、目と言う意味を出し、そこから、見る、メガネと言う意味も出てきますし、そこから、先が見通せるとなります。
そして離の卦は、表面は硬くて立派だけど、中身はないとし、そこから表面を飾るとか、単に飾ると言う意味も出て来ました。
また、変わったところでは、二陽を乳房とみて、一陰を乳首とみて、離を乳とも見ます。
そして、真ん中の陰爻を二番目の女と見て中女とします。
この離と言う卦は、乾から派生した八卦です。
ですから、九紫は、この離と言う卦を理解する必要が、あります。
皆さんこれまで書いて来た九星の事象は、ほんの一部です。
しかし、考え方は、示す事が出来たと思います。
事象の丸暗記なんてナンセンスです。
個々人でもっと色々事象について考えて見て下さい。
何を言おうとも、この事象が基礎であり、結局は、秘伝です。
皆さんでその幅を是非広げて下さい。
ディスカッション
コメント一覧
お返事ありがとうございました。
@はるるさん
午は、的殺の方位なので、東も凶ですね。
今は、そう考えて下さい。
お返事ありがとうございます。
そうしますと、例えば一白子年生まれの人は、今月東は三碧の象意が出やすく十二支午で凶なので、三碧の象意が凶で出る。
午の象意はでない、という解釈でよいですか?
@はるるさん
こんにちは。方位の場合、最初はあまり、十二支の事象は考えない方が良いです。
事象は九星、吉凶は十二支と言われてますから。
こんにちは。
午が廻っている方位をとると、気学の九紫と同じように別離とか死別などの作用を受けるのですか?
しもた。やってしもたな。
確かに、干支三合法活断にも普通命は凶とでていました。歳月四緑四緑命は特殊星のことですね。しっかり読まないともともこもないですね。
勉強になります。ありがとうございました。
猩猩さん
9月は、三合月では、ありませんよ。
酉一白年の酉一白月ですから、同盤月で、特殊命の人しか使えません。
三合月は、今年なら5月と1月です。
巳月と丑月です。
干支九星をやる人で四盤暦を使う人いますが、自分で盤をたてる事が大事です。
易でサイコロを振るのと同じです。
だから、安易な道は、避けた方が良いと思います。それに高いですしね。
ご無沙汰しております。
猩猩です。
一白から九紫までの象意の解説ありがとうございました。
ところで、9月は三合月ではないでしょうか。
私は四緑なので、9月11日に家から辰巳の方角にある神社にお参りにいってきました。
自分で調べらべられるようになればいいのですが、とりあえず、四盤暦をみて○3個なので
行って来た次第です。