五黄の事象

2021年2月26日

五黄について少し話しますが、この五黄は、他の九星と違い易象はありません。
対応する十二支もありません。
方位は中宮ですが、五黄の廻る方位は五黄殺と言われ、凶殺とされています。
さて、この五黄は、易象がありませんので、他の星の様には、説明出来ません。
だから、易象以外のところからの説明になります。

先ず、五黄の定位は、中宮ですから、回りを支配しているわけで、お山のてっぺんですから、誰からも見られている状態です。
なので、良い事も悪い事も全て白日の下に晒される様な時です。
つまり、吉凶は両極端に出ると言う事です。
そして、この中宮にいる時は、帝王の位置にあるのですから動けば位負け、というと言葉がある様に、ものすごく運勢は、強くなっていますが、土の変化に乗って動いてしまうと、運勢が落ちるので、慎重な行動が必要な時です。
こらは、運勢は強いはずなのに、自分の本命が、中宮にいる時は、非常に苦しさを感じるはずです。
だから、動いてしまい、位負けを起こしてしまうのです。
そして、五黄の人は、帝王であるだけに売られた喧嘩は、しっかり買います。
ちょっとやそっとでは引きません。

そして、五黄は、二黒、八白同様、五行は土ですから、全てのものを土に返す力があり、その力が特に強い訳ですから、破壊や腐敗と言う作用が強くあります。そしてこの作用を人の生活に当てはめると、ゴタゴタ、暴力、葬式、ゴミ、屑、廃棄物、墓地、死体となったり、気候にあてはめれば、天変地異となり、大地震や大風、大洪水等人知の及ばないものを五黄とみます。

そして五黄は、二黒のところでも話しました様に、五黄の欲は、爆欲です。人のものを奪い取る欲です。それだけ欲が強くなります。
また、五行が土性ですから、二黒や八白同様、古いと言う意味もあります。
しかし、五黄の場合、同じ古いであっても、もうすでに使い物にならない古さです。
ですから、それを土地に当てはめると、原野や、荒野等になります。
最後に、この五黄は、二黒と八白の二面性を持つと言われたますので、その当たりも含めて解釈します。

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