気学の方位もまんざら捨てたものではない

2020年8月6日

気学と言うと東洋占術の中では比較的バカにされがちと思います。
気学なんて初心者のやるものなんて言うのを聞くことがあります。
それは、星が9つしかないからです。不思議と複雑な占いを有難がる傾向と言うのはあります。
複雑な占いなら細かく色々なことがわかるし、当たる!と言った様な間違った考えがあります。
方位についても「気学の方位は正しくない」と他の占術の方は言います。
確かに、そう言えなくもない面もあります。しかしそうとも言い切れないのも事実です。
気学で開運出来ている人も確かにいます。効果が出ない人も確かにいます。
ですから、そう言った意味では、まず気学以外の他の占術を使って実際に引越しをして見て下さい。
複雑になればなる程、一人ならまだしも家族4人も居れば、みんなに吉方位でいっしょに引越せる方位なんて皆無に等しくなります。
それに、分散した引越しでは費用的にも生活面でも現実的ではありません。
また、もし奇門遁甲で吉方だとして、五黄殺や暗剣殺が回る方位だとした場合、引越しで使えますか?
方位を信じていない人なら、それでも使えるでしょうが、遁甲でも気学でも方位を信じている人は多分怖くて使えないと思います。
よく気学は駄目なので奇門遁甲で引越せば個人の方位は関係なくなると言います。
確かにそれはそうですが、遁甲はあくまで戦争の占いです。
それを忘れてはいけません。即効性を求めるもので平穏に長く暮らすには不適切な占術です。
そして個の占いではなく団体の占いなのです。つまり途中で多少の凶であろうが、4人の内一人が不幸になどうが、最後にその家に福が来れば、それで吉と言う占いなのです。戦争の占いですから当然です。もっと端的に言えば、遁甲の吉の方位を使って兵隊が多少死のうが、軍が最後に勝利すれば、吉方位ですから、途中で死ぬ兵隊はたまったものではありません。
また遁甲にしても実際は気学より吉方位は少ないし星がたくさんあるので、全ての星が吉になるのは大変難しいです。

干支九星学も同様です。本当の吉方位を取るなら10年に1回のチャンスを使わなければなりません。だから家族全員では無理でしょう。それにこの占術はどちらかと言うと頭で出すのではなくあくまで鑑定盤の神の意思による方位なので個人の使いたい方位と必ずしも一致しない点もあります。
だからましてや行きたい方位が決まっている場合はなおさらです。

そう言った意味である程度妥協的に気学は色々本来あるべきものを省いた方位を使っていると思って下さい。
よって一番吉方位が多く取りやすいハズです。
でも、気学だけだと吉方位だと思って引越したら、凶方位だったなんてこともありますから、難しいです。
しかし、そう考えると「方位」っていったい何を使って取ったら良いの?って迷ってしまいますよね。本当。
それ程難しいいんですよ。方位って。

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