三碧の事象

2021年2月26日

続いて、三碧について少し話しましょう。

三碧は易象は、震です。
方位で取ると、東、
十二支は、卯
時間は、卯刻5:00~7:00AM
先天は、九紫
五行は、木性
家族では、長男

三碧は、意外と難しい星です。
この三碧の元である震は、坤の大地の下に一陽が入って大地をゆすっている形ですから、一陽の上にニ陰が載っている形になります。
だから、三碧は、地震、揺れる、震えるなどになります。
そして、それが天になると、天をゆするものとして、雷になります。
カミナリは、人を驚かせますし、うるさいから、騒がしいとか、音を出すものとなります。
また、音だけで形がないので、声あって形無しとなりますし、形の無いものだから、お化けにもなり、内容の無いものとして、うわさや嘘となります。

また、震の一陽は、上に上昇する気があり、上のニ陰が、それを抑え込んでいる状態です。
だから、丁度一陽が二陰に抑え込まれてプルプル震えている感じです。だから少しでもこの抑える力が緩むと一陽は、跳ね上がってしまうので、そこから、勢い良く動くとか、積極的とか、進む、上がるなどの事象が出ます。
また、ニ陰の力が強いと一陽は、いつになっても上に上がれないので、焦りますよね。だから、焦るとなります。
それと、震の卦は、一陽の上に二陰が載っていますから、そこから、乗り物に、乗ると、言う意味も出ました。

震は、音読みでシンですから、シンは、新なので新しいと言う意味も出ます。
この新しいを人間に例えると若いとなりますから、青年などにもなり、植物だと若葉、若芽になります。
そして震の定位は、東です。この東は、太陽が、現れる方位ですから、現れるとか、太陽が最初にパーっと照らすところから、明らかになる等の意味も出て来ます。
この震も坎と同じ様に坤から派生した易象です。
だから、三碧は、この震の作用を取ります。
この三碧は、鑑定で取る時は、意外と難しい星ですよ。

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